製菓材料 株式会社イシハラ

原材料基礎講座 アイスクリームのお国柄

アイスクリームのお国柄 資料提供:社団法人 日本アイスクリーム協会


 

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アイスクリーム発祥の地、イタリアといえば、新鮮なフルーツとミルクから作られるイタリアンジェラード。町中いたる所にアルティザン(手作り)のジェラテリアがあり、コーヒーを飲むような感覚で気軽に楽しまれています。ジェラテリアの数は、約30,000店あると言われ、その数が多いのがイタリアの特徴です。

 

イタリアンジェラードは低脂肪。ヘルシーなアイスクリーム。

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ジェラードは軽くてクリーミーな味、そして低脂肪。絞りたての果汁やミルクの美味しさが生きているヘルシーなアイスクリームです。それぞれのお店にオリジナルレシピがあり、牛乳・砂糖・卵・フルーツなど、素材の配合に独自の味を競っています。

 

朝から晩まで、ジェラードは欠かせない。

アイスクリームの歴史

イタリアでは、コーヒーを飲む感覚で朝から晩まで、ジェラードをよく食べます。町中いたる所に手作りジェラードショップや移動販売車があり、ファーストフードの少ないイタリアでは、大切なコミュニケーションの場となっています。ジェラードショップにはジェラード専門のジェラテリア、喫茶店を兼ねたバール、又、移動販売車などがあり、皆自分の行き着けの店でそれぞれの味を楽しんでいます。

 

大人もよく食べる。

イタリアでは大人の男性もジェラードをよく食べます。食後に親子や友達、仕事仲間などと、アイスクリームを食べに出掛けることもしばしば。そんな時おいしいお店を知っていると尊敬の対象になるのです。

 

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GELATI SARTORI(ミラノ)中央駅の近くにある、人気の屋台のようなアイスクリーム屋。持ち帰り用は、発砲スチロールの容器にいれてくれます。 La Bottega del Cardelli(ミラノ)店名は「カルデッリのアイスクリームの店」という意味で、ミラノで手に入るフルーツは何でもアイスクリームにしてしまう、人気のショップ。 シチリアでは朝食にハンバーガーのようにパンにジェラードを挟んで食べる習慣があります。又、グラスにジェラードを入れ、パンを浸して食べる方法もあります。

 


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1533年、イタリア・フィレンツェ、メディチ家のカトリーヌと共にスランスにやってきたアイスクリームは、フランスの料理人によって洗練され、芸術の域にまで高められました。レストランやホテルでは、個性的なアイスクリームが作られ、今や大人のデザートとして欠かせないものになっています。又、種類も豊富です。

 

現在のアイスクリームの原形「グラス・ア・ラ・シャンティ」

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イタリアからやってきたソルベットは、フランスでメレンゲやババロアと結びついて、新しいアイスクリーム菓子になりました。シチリア出身のフランソワ・プロコープは1720年、ホイップクリームを凍結したグラス・ア・ラ・シャンティを作り、これが、現在のアイスクリームの原形になりました。

 

ケーキタイプが人気

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フランスといえば、お菓子の国。この流れを受けて、アイスクリームもケーキタイプが人気です。スーパーなどでは、さまざまな種類のケーキアイスが並び、家庭ではフルーツソースなどをかけて楽しんでいます。

 

女性の為の喫茶店「サロン・ド・テ」

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1900年頃、未だ女性が喫茶店に入りにくかった頃、女性のために作られたお店。友達とおしゃべりしたり、気軽にアイスクリームが食べられるお店として人気があります。

 


 

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ドイツのアイスクリームは、イタリアのアイスクリーム職人がドイツにわたったことから、イタリアの影響を強く受けています。人気のスパゲティアイスもその一つ。ドイツでは、Langness-lglo社とScholler社の2大メーカーでシェアの約70%を占めてお

 

珍しい「スパゲッティアイス」

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アイスクリームをお皿の上にスパゲティ状に絞りだし、その上にストロベリーソースなどをかけた「スパゲッティアイス」は珍しさと美味しさで人気があります。このスパゲッティアイスは、イタリアのアイスクリーム職人が、イタリアらしさを演出しようとして作ったところ大変な人気を呼んだもの。今では街のアイスクリームショップはもちろんの事、スーパーなどでもメーカーで作られた製品が並んでいます。

 

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食べる前にオーブンで5分ほど焼く「クロワッサンのアイス詰め」等のヒット商品も多い、Langnese社の製品。

 

厳しい衛生管理

ドイツでは、衛生管理や添加物の規制が厳しく、アイスクリームを製造・販売する為には、特定のコースを履修しなくてはなりません。手作りのアイスクリームは、アイスカフェ・アイスサロンと呼ばれる専門店(イタリア人の経営が多い)で売られ、独自のレシピを誇っています。アイスクリームは総称して、「シュパイゼアイス」と呼ばれ、製法でさらに呼び方が分かれます。

 

 


 

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アメリカは世界一のアイスクリーム消費国。大人も子供も、アイスクリームが大好きで、毎日良く食べます。スーパーには1/2ガロン(1.9L)、1パイントなどの大きなサイズのパッケージがずらりと並び、広いスペースをしめています。最近はヘルシー志向から、低脂肪・無脂肪のアイスクリームも登場、人気を呼んでいます。

 

 

楽しくて美味しいアメリカ生まれのスタイル

 

イタリアで誕生したアイスクリームは、新大陸アメリカに渡り、ヨーロッパとは違った発達を遂げました。現在世界で作られているアイスクリームの中で、アメリカで生まれたユニークなものも多く、例えば、コーン、スティック、エスキモー・パイ、チョコチップクッキーサンド、サンデーなどはアメリカで生まれたものです。

 

 

アメリカは世界一のアイスクリーム消費国

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アメリカのアイスクリーム市場は、年間生産量が592万7,087kl、日本の約6倍強と、世界一を誇っています。一人当たりの消費量は年間24Lにもなり、日本の約3倍の量を消費しています。販売高で比べてみると、日本の約1.5倍になり、アイスクリームの価格は日本に比べてグンと安くなっています。

 

 

スーパープレミアムアイスの人気を二分するハーゲンダッツとベン&ジェリー

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ハーゲンダッツとベン&ジェリーはスーパープレミアムアイスクリームメーカーとして成長。スーパープレミアムアイスといえばこの2社といわれるほど人気の高いブランドです。

 

 

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低脂肪・無脂肪アイスが増えている
ここ数年のヘルシー志向の流れを受けて、アイスクリームにも、ファットフリー、ローファット、シュガーフリー、ノーコレステロールなどの表示をした商品が 増加、スーパーにもずらりと並んでいます。一方では、ハーゲンダッツ、ベン&ジェリーなどの高級アイスクリームブランドでは、高脂肪商品も年々伸 びており、二極化がすすんでいます。
日本にはないマシュマロ入りアイス
アメリカ人が好きなアイスクリームにマシュマロ入りのアイスクリームがあります。日本では人気がなく、アメリカ人ならではの味覚といえそうです。