製菓材料 株式会社イシハラ

原材料基礎講座 ヘーゼルナッツ

へ一ゼルはカバノキ科の小木で、北半球温帯に生え、秋にドングリ形の実がなる。 欧米では古くから菓子材料やナッツとして親しまれているが、へ一ゼルは単一の種類でなく、植物学上数種がある。 主なものとしては、次のようなものがある。

 


 

セイヨウハシバミ

西津榛は、欧州大陸部から地中海域が原産地。樹高5~7m。 早春、葉より早く花を付け、果実は夏の終りごろから秋にかけて熟し、ドングリ型で、そのまわりを葉質のスカート(植物学的には総苞と呼ぶ)に包まれるのが特徴である。 このスカートの長短やドングリの形の長短で、いろいろの品種、系統に分けられる。 総苞がドングリの中ばまでしかおおわない、ミニスカート型のものを Haze1ーnutと呼び、野生のへ一ゼルもこのタイブである。 世界一の産地トルコで裁培されるものは、ドングリの2倍以上も長い超ロソグスカートをはいた形であるが、中のドングリは比較的丸型である。

 


 

ランバート・フィルバート

南西ヨーロッパの原産で、セイヨウハシバミよりも丈夫に育ち、木も10m以上になる。
花の咲きかたその他の性質は、セイヨウハシバミに似ているが、果実は総苞が長いロングスカート型である。
ドングリは長さ2cm余りもある大型で、中味の品質がすぐれ、味もよい。とくにイギリスのケント地方のものが有名で、kentishcobと呼ばれている。
以上2種が一般的によく目にするハツバミであるが、この他アメリカ大陸や日本にもハシバミ類がある。

 


 

アメリカハシバミ

カナダから米国北束部をへてフロリダにかけ、灌木林や森林のへりに野生している。
また垣恨などに植えられている。インディアンは昔から食用としていた。

 


 

カナダハシバミ

3m以下の低木で、北地に野生し、これも食用になる。

 


 

ハシバミ(榛)

日本のハシバミで本州中北部の山に野生する。

 


 

ツノハシバミ

北海道から九州までの山野に生える。総苞が長くくちばし形にやや曲り、これが2個一緒についているので、牛の角のような形である。
日本のハシバミは両種とも、食用として昔は広く好まれたが、今はほとんど用いられない。