配信メール第82号

02/10/10


〈海外トピックス〉
米西海岸港湾閉鎖解除へ

アメリカ西海岸のストライキによる港湾閉鎖が今日10月10日午前(現地時間9日夜)にようやく解除されました。

港湾閉鎖の解除を目指し、経営側と労働組合が10日以上に渡り、交渉を続けてきましたが結局合意には至らなかったということです。

ブッシュ米大統領は8日にタフト・ハートレー法(労使関係法)に基づき、港湾閉鎖の強制解除を命ずるよう連邦地裁に要請し、受理されました。

タフト・ハートレー法とは、労働争議が米国民の安全を脅かす場合に米大統領にストライキや施設封鎖(ロックアウト)の解除を裁判所に申し立てる権限を与えるものです。

アメリカにとって今回の港湾閉鎖による経済的損失は1日20億ドル(約2,500億円)にのぼるという試算もあり、ブッシュ大統領はカーター政権下の1974年以来、24年ぶりに今回の介入を決断したようです。

今回の閉鎖は日頃ブッシュ政権と折り合いの悪いカリフォルニアの政治家も解除を要請するほど地元では危機感が高まっていたようです。しかし、ロックアウトが解除されたとはいえ、港湾業務が正常に戻るのはそれほど容易ではなく、港に滞った貨物をさばき切るには最低2ヶ月はかかるという見方もあるようです。


港湾閉鎖がアーモンド業界に与えた影響

今回の米西海岸の港湾ストライキはカリフォルニア・アーモンド業界にも大きな影響を及ぼしました。今年は記録的な豊作に恵まれたにも関らず、今回のストライキで予定されていた主要なマーケットへの輸出が遅れたことにより1日200万ドルもの損害が生じたとも言われています。

収穫をようやく終え、加工工程に入り、出荷を始めようとしている1年の中でも大変重要な時期だけに今回の港湾閉鎖によって業界が受けた痛手は大きかったようです。

弊社にも何件か船積みが遅れるとの連絡が入っております。できるだけ現地からの情報を集め、皆様には最新の状況をお知らせさせて頂きたいと思います。



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