配信メール第93号

02/12/26


〈海外トピックス〉
今後のカリフォルニア・アーモドマーケット

今回はWestern Farm Press紙に掲載されたパラマウント社のBrian Ezell氏のインタビュー記事をご紹介させて頂きます。

パラマウント社においてアーモンドの経営ディレクターを勤めるEzell氏は「農業界全体としては厳しい状況にあるが、アーモンド業界は今年記録的な豊作で、今後も明るい見通しが望める」とフレズノで行われたアグリビジネス経営会議で考えを発表しました。
アーモンドの消費量はここ数年伸び続けており、出荷量で見てみると今年は港湾ストと言うトラブルがあったにも関らず記録的な年であった去年を更に3.7%上回っています。
価格も去年より20〜30セント高く、今後も値上がりするであろうとEzell氏は言います。
需要の伸びの原因としては最近アーモンドの健康効果が医学研究によって証明されていることが挙げられます。
今年の収穫は当初9億8千万ポンドと予想されていましたが、Ezell氏によれば実際は繰越分も含めれば10億ポンドに達する可能性もあるようです。
来年は不作になると見込まれている為、パラマウント社では2002年クロップの約25%を来年にキャリーオーバーする予定になっているそうです。

カリフォルニア・アーモンドの約70%が国外へ輸出されており、中でも日本の消費量の伸びは著しく、その他中国、インドにおいても同じように増加しています。Ezell氏はこれらのことを考えるとアーモンドの需要は今後の伸びる事は間違いなく、現在の状況は過小評価されていると言っても過言ではないと語ります。

ピスタチオの需要・供給もここ数年増加しています。作付面積は1980年以降、毎年5000エーカーのペースで増え続けており、2002年の収穫量は3億ポンドになると見込まれています。
9月の出荷量で見ると去年より11%増で、価格も去年より20〜30セント高くなっています。
しかしEzell氏によれば「ピスタチオに関しては将来的な不安がある。
なぜなら消費量の伸びは比較的少ないのに対し、作付面積は今後2004年〜2007年の間に25%増える予定であるから」ということです。
また他のナッツがスナックとしてだけではなく食品の原材料としても販売されているのに対し、ピスタチオは95%がスナックとして販売されています。
「どうすればピスタチオを食材として販売できるかを考えなければならない。
それが実現すれば我々はピスタチオ販売において新しい分野を切り開く事が出来る」とEzell氏は言います。

特にアーモンドに関しては今の所この記事で語られている通りの状況になっており、売り手が描いたシナリオ通りの状況になりつつあると言えるのではないでしょうか。

では皆様どうぞ良いお年をお迎え下さい。



毎週木曜日に最新の製菓材料情報を無料で配信させて頂きます。
ご希望の方はi-info@ishiharacompany.comまでご連絡下さい。
(C) Copyright Ishihara Co.,Ltd. all rights reserved