配信メール第103号

03/03/20


〈海外トピックス〉
戦争による物流への影響

いよいよ米国がイラクへの攻撃を開始し世界は緊迫したムードに包まれています。この事が多方面に影響を与えることが予想されます。

現在のところは米国からの貨物船の運航や、物流に直接的な影響は及んでいないようです。
弊社でも利用している船会社に問い合わせてみたところ、今の時点では明らかな影響は見られないとのことでした。

しかし、このところ燃料価格の高騰が原因でバンカーチャージ(重油の変動に伴う費用)の値上げが始まっており、各船会社は4月から1コンテナ―あたり45ドル程度の値上げを通知し始めています。
これは今回の戦争による直接的な影響ではありませんが、今後この戦争を背景に更にオイル価格が高騰し、船運賃に影響が及ぶ可能性もあると考えられます。

また、マースク・シーランド、APLといった米国のコンテナ船は今回のような緊急時には軍事物資を優先して輸送する為、その結果として全体的に船のスペースがタイトになってきているというのも事実のようです。

この件に関しては、更に新しい情報が入り次第皆様にお知らせさせて頂きます。



アーモンド栽培とミツバチの関係

以前から配信メールでお知らさせて頂いておりますが、現在カリフォルニアではアーモンド栽培において最も重要な開花時期を迎えています。

アーモンドの受粉はミツバチによって行われます。天候も開花の成功を左右する大切な要素のひとつですが,このミツバチもまた重要な要素であると言えます。

カリフォルニア州だけでは十分なミツバチがまかなえない為、栽培者達は毎年他州の養蜂園からトラックで運ばれてくるミツバチに頼っています。

しかし、アーモンドが受粉期を迎える冬はミツバチにとっては冬眠の時期にあたります。
彼らの主食である花蜜や花粉が不足するのです。そこで養蜂者達は蜜蜂を刺激する為にコーンシロップ、大豆粉、ビール酵母で作ったパテ状の人工の餌を利用します。
しかし、これらの餌を与えるには多大な労力とコストを要します。その上、蜜蜂はこれらを食い尽くしてしまい、やがては働き蜂乳(Worker Jelly)を作ることをやめてしまいます。

そこで今回米国のAgricultural Research Serviceによって新しい蜜蜂の人工餌が開発されたのだそうです。
これは蜜蜂にとって生き残り、働く為に必要な十分な栄養素を含んでおり、また以前のものと比べ液状で与えるのが容易なものとなっているそうです。
花蜜の甘さと花粉の栄養効果を兼ね備えた、優れたものだということです。実際に養蜂者の間ではこれを蜂の巣に向かってまく機械がすでに取り入れられているのだそうです。

この開発は生産増加の傾向にあるカリフォルニア・アーモンドにとって、更に好影響を与えるものとなるのではないでしょうか。


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