配信メール第116号

03/07/03


〈海外トピックス〉
カリフォルニア・アーモンド市場の現状

先週速報としてお伝えしましたが、現地時間6月28日にカリフォルニア州農産物統計局が発表した2003年クロップのカリフォルニア・アーモンドの収穫予想は10億ポンドでした。
5月に一次予想(9億
2000万ポンド)が発表された時点では開花時期の不安定な天候等を考慮に入れた上で、6月の二次予想はこれよりも減少するであろうとほとんどの人が見込んでいた為、今回の10億ポンドという数字には多くの人が驚いたようです。

5月に発表される一次予想は農家への聞き込みを基本にした主観的なものであるのに対し、先日発表された二次予想は実際に農園に立ち入る客観的な調査となります。
今年は6月2日〜21日にかけて777の農園で
1,554本の木がサンプリングされました。

アーモンドの木は豊作の次の年は木が疲労している為、不作になるという傾向があります。
この10億ポンドという数字は昨年と比べると8%の減少となるのですが、歴史的に見れば大変な豊作であることは間違いありません。

このようにアーモンドの収穫量が10億ポンド(約45万トン)時代に突入した要因として作付面積の増加、栽培技術の向上・改善等が挙げられます。
現在カリフォルニア州のアーモンドの収穫面積は約
530,000エーカーで、それに加えてここ数年多くの木が新しく植樹されておりこれらの若い木今後が育っていくことを計算に入れれば州全体での収穫面積は増加する一方であるということになります。
また、近代的な設備や最新の栽培技術が取り入れられており、1エーカーあたりの収穫量が昔よりもはるかに増加していることも確かです。

一方で需要もまたヨーロッパ、アジアを始めとした世界各地で伸び続けており、これだけの豊作にも関らず価格は高値で安定しているというのが現状です。
更に今年はカリフォルニアに次ぐアーモンド産地であるスペインが悪天候に見舞われ大変な不作となっており、世界全体のアーモンド市場の約87%をカリフォルニア産が占めるであろうと予想されています。

これらのことから、現地のパッカーは10億ポンドという当初の予想よりも大幅に増加した数字が発表されたにも関らず価格が極端に下がることはないという強気の姿勢を見せているようです。

以下は過去5年間の収穫予想量と実際の予想量です。
(単位:ポンド)

クロップイヤー一次予想 二次予想最終収穫量
1998-19995億5千万5億4千万 5億1700
1999-200076千万83千万83千万
2000-200167500  64千万69800
2001-2002   8750085千万 82400
2002-200394千万98千万10830万(7月現在)
2003-200492千万10億  



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