先週速報としてお伝えしましたが、現地時間6月28日にカリフォルニア州農産物統計局が発表した2003年クロップのカリフォルニア・アーモンドの収穫予想は10億ポンドでした。
5月に一次予想(9億2000万ポンド)が発表された時点では開花時期の不安定な天候等を考慮に入れた上で、6月の二次予想はこれよりも減少するであろうとほとんどの人が見込んでいた為、今回の10億ポンドという数字には多くの人が驚いたようです。
5月に発表される一次予想は農家への聞き込みを基本にした主観的なものであるのに対し、先日発表された二次予想は実際に農園に立ち入る客観的な調査となります。
今年は6月2日〜21日にかけて777の農園で1,554本の木がサンプリングされました。
アーモンドの木は豊作の次の年は木が疲労している為、不作になるという傾向があります。
この10億ポンドという数字は昨年と比べると8%の減少となるのですが、歴史的に見れば大変な豊作であることは間違いありません。
このようにアーモンドの収穫量が10億ポンド(約45万トン)時代に突入した要因として作付面積の増加、栽培技術の向上・改善等が挙げられます。
現在カリフォルニア州のアーモンドの収穫面積は約530,000エーカーで、それに加えてここ数年多くの木が新しく植樹されておりこれらの若い木今後が育っていくことを計算に入れれば州全体での収穫面積は増加する一方であるということになります。
また、近代的な設備や最新の栽培技術が取り入れられており、1エーカーあたりの収穫量が昔よりもはるかに増加していることも確かです。
一方で需要もまたヨーロッパ、アジアを始めとした世界各地で伸び続けており、これだけの豊作にも関らず価格は高値で安定しているというのが現状です。
更に今年はカリフォルニアに次ぐアーモンド産地であるスペインが悪天候に見舞われ大変な不作となっており、世界全体のアーモンド市場の約87%をカリフォルニア産が占めるであろうと予想されています。
これらのことから、現地のパッカーは10億ポンドという当初の予想よりも大幅に増加した数字が発表されたにも関らず価格が極端に下がることはないという強気の姿勢を見せているようです。
以下は過去5年間の収穫予想量と実際の予想量です。 (単位:ポンド) |
| クロップイヤー | 一次予想 | 二次予想 | 最終収穫量 |
| 1998-1999 | 5億5千万 | 5億4千万 |
5億1700万 |
| 1999-2000 | 7億6千万 | 8億3千万 | 8億3千万 |
| 2000-2001 | 6億7500万 |
6億4千万 | 6億9800万 |
| 2001-2002 |
8億7500万 | 8億5千万 | 8億2400万 |
| 2002-2003 | 9億4千万 | 9億8千万 | 10億830万(7月現在) |
| 2003-2004 | 9億2千万 | 10億 | ? |