配信メール第118号

03/07/17


〈海外トピックス〉
ナッツに米国で「限定的健康強調表示」認可

ナッツが心臓疾患等の病気を予防する効果を持つという事は以前から様々な研究によって証明されてきましたが、この度その健康効果が新たな形で認められる事になりました。

現地時間7月15日、米国食品医薬品局はナッツを特定の食品としては初めて「限定的健康強調表示」(=限定的ヘルスクレーム)の対象品として認可しました。

米国では消費者に対して食品と健康に関するより良い情報を提供する事を目的に、食品のラベル表示において「健康強調表示」(=ヘルスクレーム)という制度を設けています。
これは食品・栄養素などと健康状態の関係について表示するものです。
FDA(米国食品医薬品局)の審査を経て、その正当性が科学的に証明されたものに対して表示が認められます。現在認められているクレームには「カルシウムと骨粗しょう症」他14項目あります。
表示例としては例えば「1日当り25グラムの大豆たんぱく質の摂取は冠状動脈性心疾患(心臓病)になるリスクを減少させるでしょう」等となります。

今回ナッツに対して認められた「限定的健康強調表示」(=限定的ヘルスクレーム)は前述のヘルスクレームよりも新しいもので(2000年開始)、ヘルスクレームの規制緩和の一環として制定されたものです。
そのケースを支持する科学的根拠が、支持できない根拠と比べて、質または量において勝るかどうか、という点に基準が置かれます。
また、その食品と健康効果の因果関係について、示唆する証拠があるが、決定的な証拠はないという主旨の表示が義務付けられています。

「科学的証拠は暗示的であり決定的なものではないが、1日約1.5オンス(約42.5グラム)のナッツを低飽和脂肪酸/低コレステロールの食事に取り入れる事は、心疾患になるリスクを減少させるでしょう」という内容のラベル表示がナッツに対して今後アメリカでは認められます。

アーモンドを始めとするナッツには血中コレステロール値を下げる効果があり、またビタミンE、マグネシウム、カリウム等心筋保護効果のある栄養素が含まれているということがこれまでに様々な実験で証明されています。また食事に取り入れ易く気軽に食べられる点もナッツの利点です。

今回のナッツに対する「限定的健康強調表示」はTree Nut Council Nutrition Research & Education Foundationという非利益・非政府団体がFDAに対して申請し、それが認められたものです。




毎週木曜日に最新の製菓材料情報を無料で配信させて頂きます。
ご希望の方はi-info@ishiharacompany.comまでご連絡下さい。
(C) Copyright Ishihara Co.,Ltd. all rights reserved