配信メール第120号

03/07/31


〈海外トピックス〉
バニラ・ビーンズ高騰

バニラビーンズの生産量の半分を占めるマダガスカル(アフリカ)が台風(サイクロン)等による被害に遭い、近年バニラビーンズの価格は高騰し続けています。
現在のマダガスカル産バニラビーンズの価格は2年前の約2倍とも言われています。
今後更に状況は悪化し、価格高騰は続くであろうという声が国内外で飛び交っています。

その原因として以下のようなことが挙げられます。

     今年の天候不順(日照り現象)の影響もあり、生産量が例年より少ない。

     世界各国の早期買占め。

     インドネシア産のバニラビーンズの生産量が減少していることや、政情不安に伴い、インドネシア産のバニラを使用していたユーザーがマダガスカル産のものに移行している。

     コカコーラ社の買占め。  

このような状況の中で他産地のバニラビーンズをマダガスカル産として案内したり、質の悪いバニラビーンズを再加工している悪質な業者も出ているようです。

バニラビーンズはラン科のつる性植物の果実を発酵させたもので、鞘(さや)の中に詰まっている小さな粒が香りの成分「バニリン」を生み出します。
バニラエッセンスはこのバニリンを溶出・凝縮させたもので、市販品のほとんどは化学合成のもので占められています。
柔らかく豊かに広がる甘い香りは、合成によって作られたものにはない、天然のバニラビーンズならではのものなのですが、このラン科の植物というのは花のつきが悪く、バニラビーンズ自体がそもそも手に入りにくいものである上に、天災等の影響を受けた為、価格高騰は今後もしばらく続くであろうという見方が強いようです。




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