配信メール第131

03/10/30



〈海外トピック〉
2003年クルミ収穫情報

現在カリフォルニアでは、クルミの収穫が終わりを迎えようとしています。予想量の80%がすでに収穫されており、今週カリフォルニアは天候にも恵まれているため、このまま順調に進めば来週半ばには全ての収穫が完了すると思われます。

まだ正確な収穫量を予想することは出来ませんが、クルミ農家の中には予想していたより収穫量が少ないと語っているところもあるようです。(8月CASS(カリフォルニア州農産物統計局)が発表した予想量は322,000トン)

クルミにもアーモンドと同じように色々な品種(バラエティー)があり、品種によって開花時期・収穫時期が異なります。
今年の早い時期にとれる品種は、量に関しては去年よりも増加しましたが、品質があまり良くなかった為、結果として実際に市場に出せる量はそれほど増えなかったということです。

中間時期にとれるバラエティー(例:Vina, Tehama)は予想していたほどの量は収穫できませんでした。特にVina種は去年よりも収穫量がダウンしたようです。品質はまずまずで、カーネルのサイズは小さめだということです。

そして現在後半時期にとれる品種の収穫が進められており、その代表であるHartley種は間違いなく予想していたよりも収穫量は少なくなると見られています。現時点でのHartley種の収穫量はCASSの当初の予想を5〜7%下回っている状態です。
Chandler種(チャンドラー)は一部の古い農園では思った程育ちが良くないという声も聞かれましたが、全体的には非常に順調で、品質も大変良いということです。
このチャンドラー種は"ライトグレード"と呼ばれ薄い色が特徴です。
この今年のチャンドラー種の状況は、日本を始めとしたアメリカ国外の市場や、高級志向のバイヤーなどにとっては良いニュースと言えるでしょう。
全体としては、収穫量は恐らく予想よりも少なくなり、品質は"平均的"になるであろうと言えます。
今のところ日本向けなど高水準の市場にとってはマイナスとなるような状況は見られません。クルミに対する需要は順調に伸びており、2003年クロップの出荷量は平均異常になることが予想されます。
需要の伸びの原因としては、クルミの健康効果が消費者の間に浸透してきていることが挙げられ、アメリカ国内ではUSDA(米国農務省)がクルミの健康要素に注目し、学校給食への買い付けを増やしたそうです。
また、ヨーロッパにおけるクルミの主産地であるフランスが今年は夏の熱波の影響で大減産となっていることもカリフォルニアクルミに対する需要増大の原因となっているようです。




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