配信メール第139

03/12/25



〈海外トピック〉
世界のクリスマスケーキ

今日12月25日はキリストの生誕を祝うクリスマスです。日本でクリスマスケーキと言えばやはりイチゴと生クリームのショートケーキを思い浮かべる人が多いでしょう。また、日本では24日のクリスマス・イブの方が盛大ですが、本家キリスト教の国々では25日の夜に家族とお祝いをするというのが伝統です。そこで今日は世界のクリスマスケーキをご紹介します。
イギリスの代表的なクリスマ菓子は「クリスマス・プディング」と呼ばれる蒸し菓子です。たっぷりのドライフルーツやナッツ類、スパイス、ケンネ脂(牛の腎臓周辺の脂)をお酒に漬け込み熟成させたものを小麦粉と混ぜて蒸し焼きにしたものです。聞いただけでもお腹にどっしりときそうなお菓子ですね。イギリスでは熟成させるため秋口からこのプディングを作り始める家庭もあるのだそうです。
ドイツの伝統的なクリスマスシーズンのお菓子は「シュートレン」と呼ばれるイーストで発行させたパン生地で作る細長い形をした焼き菓子です。真中が盛り上がった形はイエス・キリストを毛布でくるんだ姿だとも言われています。このシュートレンにもまたドライフルーツ・ナッツ類が豊富に入っています。ドイツではクリスマスの日までこれを薄くスライスして少しずつ食べるという習慣があるのだそうです。
イタリア代表はドーム型の焼き菓子「パネトーネ」です。起源は600年以上も昔のミラノの修道院に遡ると言われる伝統的なお菓子です。表面はこんがりとして、中にはこれまたドライフルーツが入っていてしっとりとしています。
ポルトガルの王冠の形をした「ボーロ・レイ」は少し面白い習慣のあるお菓子です。これもまたドライフルーツとナッツがたっぷり入った焼き菓子で、表面を溶かしたゼリーでコーティングして粉砂糖を振りかけたものです。このボーロ・レイには小さな人形とソラマメを入れ、人形があたった人はその日の王様に、ソラマメがあたった人は次回のボーロ・レイを用意しなければならないという楽しい習慣があるケーキです。
この他、日本でもよく見かけるフランスの薪の形をしたロールケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」、ノルウェーなど北欧の国々ではショウガの入ったジンジャークッキーなどがクリスマスに食べられるお菓子です。
ドライフルーツやナッツ類は長期の保存がきくので、これらを使ったお菓子が多いのは昔の人の寒い冬を越すための知恵からといえるでしょう。




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