カリフォルニアでは先週アーモンドの花が開花のピークを迎えました。しかしながら、現地では雨と低気温というアーモンドの開花にとっては最悪の天候が続いていたようです。先週末から今週にかけて天候は回復し晴れているようですが、日本で主流のノンパレル種の開花はすでに先週でほとんど終わってしまっています。
アーモンドの受粉は風ではなく、ハチによって行なわれます。このハチの活動が活発であればあるほど受粉がうまくいくとう訳です。やはり、ハチも人間と同じで晴れた爽やかな日は良く動き回り、雨や寒い日は巣にとじこもり出てこないのです。
アーモンド栽培において開花時期が最も重要で、この時期の状況がその年のアーモンドの収穫量を左右することになります。
現地では、ハチが農園を飛び回って活動する時間=晴れている状態の時間を「Bee
Flight Hours」(ハチが飛ぶ時間)と呼び、それを測ることによって今年のアーモンドの受粉はどれくらいうまく行なわれているかを推測します。すなわちBee
Flight Hoursが長いほど、収穫量が多くなる可能性が高いということです。通常Bee Flight Hoursは、ノンパレル種アーモンドが10%程度開花した時点から全体の開花が終わる時点までカウントされます。以下は各年のBee
Flight Hours(合計)の比較です。
2002年クロップ(総収穫量:10億830万ポンド)
カリフォルニア州北部:59時
〃 中部:66時間
〃 南部:75時間
2003年クロップ(総収穫量:10億150万ポンド(現時点))
カリフォルニア州北部:44時間
〃 中部:54時間
〃 南部:58時間
2004年クロップ(先週2月24日時点でのBee
Flight Hoursの合計)
カリフォルニア州北部:5時間
〃 中部:14時間
〃 南部:23時間
理想は1日6時間程度で、平均は1日3〜4時間程度です。これは先週時点での記録ですので、この後新たにBee
Flight Hoursは増えているはずですが、それにしても昨年/一昨年の記録には追いつきそうにないというのが現状です。
現地ではこの状況から、2004年の収穫量は予想していたものを下回るのではという不安も広がっており、アーモンドパッカーの中には現在取引されている2003年アーモンドを来年の為にとっておこうという動きが見られるかもしれません。また、価格も今後さらに値上がりする可能性があるでしょう。