2004年クロップのカリフォルニア・プルーンは大変厳しい減産になることが予想されます。昨年は大変な豊作で木にストレスがかかっていることと、元来豊作の次の年は減産となる傾向があるため、栽培者はすでに昨年から今年の不作を予想していました。開花時期の気候が良好なものであればいくらか状況は変わっていたかもしれませんが、実際の開花時期の天候はとても良いものとは言えませんでした。
カリフォルニアでは今年3月に最高気温が29度以上になるほどの熱波に襲われました。3月7日を皮切りに、カリフォルニア中で記録的な暑さが続き、その天候はひどい不作を記録した1972年の気候とよく似たものでした。高温、乾燥、強風という最悪な状態で、開花が早く進み過ぎ「フラッシュブルーム」現象が起こりました。また、開花より先に葉っぱが発育する状況が多く見られましたが、これも不作の年によく見られる現象の一つです。また今年は通常と全く反対に、南部よりも北部の開花の方が早く進むという現象も見られました。
現時点ではっきりとした収穫量を予想することはできませんが、これらの状況に加えて、プルーンの栽培面積自体が減少していることを考えると、収穫量は140,000トン以下に落ちるであろうと多くの人が予測しています。その通りになれば、今年の供給量は前年からのキャリーオーバーと合わせてトータル約200,000トンとなります。バランスのとれた供給をするためには収穫量は最低150,000トンが必要であると言われており、今年は多くのサイズに不足が発生すると考えられます。
カリフォルニア・プルーンの栽培史上最低の記録は1972年で、当時の栽培面積86,000エーカーに対して、収穫量は76,000トンでした。現在のカリフォルニア・プルーンの栽培面積は約70,000エーカーにまで減少しています。現代では72年ほどの不作に見舞われることはありませんが、それでも供給量不足が心配されることには違いありません。
6月4日にカリフォルニア農業統計局が2004年クロップの収穫量予想を発表する予定になっています。