配信メール第154

04/05/06

〈国内トピックス〉
アイスクリームの栄養価

アイスクリームはおいしいけれど、糖分が高く体に決して良くない・・・と思っていませんか?今回は「日本アイスクリーム協会」発行の資料に掲載されていたアイスクリームに関する情報をご紹介させて頂きます。
アイスクリームの主な原料は卵と並ぶ「完全栄養食品」とも呼ばれる牛乳です。アイスクリーム1個(乳脂肪分8%、100g)のカロリーは約180kcalで、これはコップ1杯の牛乳(200ml)と比べて39kcal多いだけで、成人1日当たりの平均所要量の約1割程度に過ぎません。
その中で、現代の日本人に不足しがちなカルシウムは1日の必要量の2割(140mg)が摂取でき、脂質やタンパク質、ビタミンA、B、B2、などをバランスよく摂ることができます。アイスクリームを食べることによって、意外にも不足しがちな栄養成分をバランス良く摂取することができるのです。
中でも「カルシウム」は日本人の食生活の中で必要量に満たないと言われている栄養素の一つです。成人男性で1日約700mg、女性で600mgが必要とされていおり、成長期の子供や妊産婦にはもっと多い量が必要です。カルシウムは牛乳のほかにも、小魚や野菜にも含まれているのですが、牛乳・乳製品に含まれるカルシウムは他と比べて吸収率が40%と大変高くなっています。これは体内でのカルシウムの吸収率を高めるカゼインホスホペプチド(CPP)や乳糖が含まれているからです。
アイスクリームは甘くておいしいけれど、太りやすいと思っている人は多いのではないでしょうか?ところがアイスクリームのカロリーは意外にも低いのです。アイスクリーム100g(乳脂肪分8%)のエネルギーは180kcalで、これはショートケーキ(80g)275kcal、チョコレート(50g)279kcalよりも低く、塩せんべい(50g)187kcalと同じ程度です。またアイスクリームのミルクに多く含まれるビタミンB2には脂肪を燃焼させる効果もあります。
また冷たいアイスクリームを食べると体の中から冷やされるため、体温を元に戻そうとして熱生産が高まります。これはつまり、エネルギーの消費が大きくなるということで、同じカロリーの食品と比べて体に吸収されるエネルギー量が少なくなり、その分太りにくいというわけです。
これからアイスクリームがおいしい季節ですが、こんなことを知っているとアイスクリームが今までと少し違ったデザートに感じられるかもしれませんね。
ちなみに、アイスクリーム誕生の歴史は紀元前にまでさかのぼり、大帝国マケドニアのアレキサンダー王はミルク・ハチミツ・ワインなどに氷を加えた氷菓子を好んだと記されています。日本人とアイスクリームの初めての出会いは1860年頃で、当時日米通商条約交換のために、幕府からアメリカに遣わされた使節団員が初めて食べた「あいすくりん」の味を航海日記に記しています。




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