配信メール第158

04/06/10

〈海外トピックス〉
2004年クロップのピスタチオ

先日ピスタチオのパッカーであるキーナンファームス社の社長、ボブ・キーナン氏が来日されました。その際に伺ったピスタチオについての現状レポートをお届けさせて頂きます。
今年2004年クロップのカリフォルニア・ピスタチオは史上最高の大豊作になることが見込まれており、収穫量は約3億2千万〜3億4千万ポンド程度と予想されています。現在木になっているナッツを見ている限りでは、形も揃ったものが多く、品質も大変良いものになりそうだということです。また今年は、暖かい天候の影響でナッツの育ちが早く、収穫が通常より早く始まる見込みで、順調に行けば9月1日から収穫が始められるということです。
昨年2003年クロップのピスタチオはひどい不作で、その前の年2002年クロップ(約3億ポンド)の1/3も収穫できなかったという状況でした。ピスタチオは寒い冬を越さないと良いものができないそうで、去年は暖冬だったため、このような結果になったようです。そのため、カリフォルニアには現在ピスタチオがほとんどない状態で、2004年クロップへのキャリーオーバー(繰越し)はほぼゼロに近いそうです。一方でピスタチオに対する需要は世界中で伸びています。そのほか、現在イラン産ピスタチオはアフラトキシン汚染が問題となっていることから、更に世界の需要がカリフォルニア・ピスタチオに集中すると思われます。また来年2005年は再び裏作にあたり不作が予想されます。これらのことを考慮に入れると、長期に渡って一定した価格を保つためにも、今年価格が極端に下がることはないであろうということです。



2004年クロップのアーモンド

パラマウント社(アーモンド)が来日され、アーモンドに関する最新情報を入手致しましたのでお知らせ致します。
先月発表されたCASS(カリフォルニア農産物統計局)による2004年クロップアーモンドの収穫予想量は11億ポンドでした。この収穫予想(subjective estimate)は農家への聞き込みをベースに算出される数字です。今月30日に再び収穫予想(objective estimate)が発表される予定ですが、これは実際に農園に入り調査を行い、その結果に基づいて出される数字で、より信憑性があると言えます。パラマウント社の話では、今回のobjective estimateでも11億ポンド、もしくはそれ以上の数字が出てくるのではと多くの人が見込んでいるようです。
一方で、カリフォルニアに次ぐアーモンド産地であるスペインは、昨年に引き続き霜の被害が原因で大不作となっています。そのため、世界全体のアーモンドの供給量は減少すると見られています。アーモンドに対する需要の伸びには依然として衰えが見られないため、値下がりは見込めないだろうということです。価格に関して言うと、現時点(2003年クロップ)の価格を保つような形になるのではないかと話していました。
今年は受粉時期(2月頃)の天候に恵まれなかったため不作が心配されましたが、結果的には豊作な上、品質も良いものになりそうだということです。ただし、日本で主流のノンパレル種には受粉時期の悪天候の影響が見られ、収穫量は昨年より10〜15%ダウンする見込みのようです。そのため、ノンパレル種の小さいサイズ(27/30、30/32)は値上がりする可能性のあるということです。




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