先日ピスタチオのパッカーであるキーナンファームス社の社長、ボブ・キーナン氏が来日されました。その際に伺ったピスタチオについての現状レポートをお届けさせて頂きます。
今年2004年クロップのカリフォルニア・ピスタチオは史上最高の大豊作になることが見込まれており、収穫量は約3億2千万〜3億4千万ポンド程度と予想されています。現在木になっているナッツを見ている限りでは、形も揃ったものが多く、品質も大変良いものになりそうだということです。また今年は、暖かい天候の影響でナッツの育ちが早く、収穫が通常より早く始まる見込みで、順調に行けば9月1日から収穫が始められるということです。
昨年2003年クロップのピスタチオはひどい不作で、その前の年2002年クロップ(約3億ポンド)の1/3も収穫できなかったという状況でした。ピスタチオは寒い冬を越さないと良いものができないそうで、去年は暖冬だったため、このような結果になったようです。そのため、カリフォルニアには現在ピスタチオがほとんどない状態で、2004年クロップへのキャリーオーバー(繰越し)はほぼゼロに近いそうです。一方でピスタチオに対する需要は世界中で伸びています。そのほか、現在イラン産ピスタチオはアフラトキシン汚染が問題となっていることから、更に世界の需要がカリフォルニア・ピスタチオに集中すると思われます。また来年2005年は再び裏作にあたり不作が予想されます。これらのことを考慮に入れると、長期に渡って一定した価格を保つためにも、今年価格が極端に下がることはないであろうということです。