カリフォルニア・クルミの2004年クロップ推定収穫量は、9月の時点では325,000トン(殻つきベース)と発表されましたが、収穫が進んでいる現在、実際の収穫量はこの予想量を下回りそうだということです。中でもチャンドラー種という品種のクルミが、昨年よりも20%〜30%ダウンする見込みで、雨などの影響で最終的には30%以上収穫量が減少する可能性もあるようです。日本においてもっとも需要の多い商品LH&P(ライト・ハーフ&ピース)は、このチャンドラー種から作られています。今年2004年クロップのLH&P商品が、昨年よりも値上がりしているのはこの為だと言えます。供給量が減少している商品に対して需要が集中しているというわけです。
一方、チャンドラー種以外の品種は、とくに大きく収穫量が減少しているものは見られないようです。上で述べたLH&P以外の商品LMP(ライト・ミディアム・ピース)・ナゲット・トッピングピースといったものは、チャンドラー種以外のものから作られるため、大きな値上がりはないようです。
クルミは現在、「オメガ3」系アミノ酸を含むことなどが話題となっていることから(11月4日の弊社配信メール177号をご参照ください)、アメリカ国内をはじめ、世界各国で需要が伸びています。特に需要の伸びが著しい国として、ドイツ・スペイン・韓国などが挙げられます。ドイツへの輸出量は、今年8月1日〜10月末までで500万ポンドに達しています。これは昨年の同期間の出荷量230万ポンドと比較して2倍以上に伸びています。スペインでも同期間の出荷量を昨年と今年で比べると、30%近くアップしています。また、韓国では2002年クロップの総輸入量と、昨年の総輸入量を比べると、全体で65%以上の伸びが見られます。日本の輸入量も、ここ数年間毎年10%前後の割合で伸び続けています。
ちなみに、カリフォルニア・クルミの殻むき商品の出荷量ベスト5は、一位から順にアメリカ・日本・ドイツ・カナダ・イスラエルとなります。殻つき商品は、スペイン・ドイツ・イタリア・アメリカがほとんどを占める形となります。