クルミにもアーモンドと同じく様々な品種(バラティー)があり、日本市場に出回っている代表的なクルミの品種には、「チャンドラー種」(Chandler)などがあります。今回ご紹介する「ハワード種」(Howard)は、ここ数年生産量が増加しており、新たな主力品種となりつつあるバラエティーです。このハワード種はチャンドラー種とは兄弟にあたるバラエティーで、カリフォルニア州のUniversity
of Davisでチャンドラー種と同時期に開発され、1972年以来二次的商品として栽培されてきました。 このバラエティーがもつ素晴らしい風味・品質に目をつけたクレイン社では、1980年代後半から1990年代前半にかけて、栽培者に対してこの品種の栽培を奨励してきました。その結果、ハワード種は現在、カリフォルニアで新しく植樹されているクルミの品種の中で、最も急速な伸びを見せている品種となっています。今年2004年の収穫量は、昨年と比べて40%増の8,000トン程度になる見込みです。 一定の量を確保できるようになり、クレイン社では今年から「ハワード種」の本格的なマーケティングをスタートさせます。ハワード種は全体的にサイズが非常に大きいこと、収穫時期が早いことがなどから、ほとんどが「殻つきクルミ」として販売されます。 価格はというと、生産量が急激に増えているとは言え、今後2〜3年はまだ収穫量に左右されやすい状況が続くようで、チャンドラー種やハートレー種といったバラエティーよりは幾分高くなるようです。 以下はカリフォルニア・クルミの収穫量を品種別に比較したものです: (単位:トン) 品種名 | 2000年 | 2001年 | 2002年 | 2003年 | 02−03比較 | Ashley | 11,224 | 12,048 | 9,129 | 11,401 | +24.9% | Chandler | 58,964 | 90,591 | 91,084 | 115,251 | +6.5% | Hartley | 63,195 | 73,678 | 67,852 | 63,290 | -6.7% | Howard | 1,141 | 1,643 | 3,421 | 5,691 | +66.4% | Serr | 20,629 | 30,407 | 19,415 | 33,544 | +72.8% | Vina | 25,674 | 28,928 | 2,987 | 28,247 | -5.4% |
|