アメリカの各社が揃って、来年に向けてのブルーベリー商品の値上げを発表しています。これはワイルド・ブルーベリー(野生種ブルーベリー)の主要産地であるアメリカのメイン州が不作に見舞われていることが原因のようです。
メイン州はアメリカ大陸北東部に位置し、冬には厳しい寒さが訪れ、雪が多く降る地域です。この気候がブルーベリー栽培には向いているのですが、今年は少し事情が違ったようです。寒い冬の間、大量の雪に覆われることによって良質のブルーベリーが育つのですが、今年は強風の影響で、土壌が霜により凍結してしまったそうです。これによりかなりの野生種ブルーベリーの苗がダメージを受けた模様です。
メイン州立大学の調査によると、今年2004年の収穫量は23,587トンと予想されており、これは昨年の収穫量36,469トンと比べると35%以上の減少となります。このため原料価格はすでに30〜40%アップしているようです。
メイン州以外では、カナダのノバスコシア州を含むケベック周辺でもワイルド・ブルーベリーの栽培がさかんに行なわれています。これらの地域でも今年積雪量は例年より少なかったようですが、被害は比較的少なく収穫量はほぼ前年並みの20,412トンと予測されています。しかし、これらの地域のブルーベリーの価格はメイン州産の価格が上昇するとその相場に応じて上昇するようで、全体的な値上がりは免れないようです。
一方カルチベイト・ブルーベリー(栽培種)は、例年通りの収穫量が見込まれていますが、ワイルド・ブルーベリーの大幅減産に加えて、需要量が高まっていることなどの影響を受け、こちらも値上がり傾向にあるようです。