カリフォルニアでは現在、アーモンドの開花時期が終わり結実期に入っており、2005年クロップの生産量についての予測がささやかれ始めています。現時点では単なる予測に過ぎず、確実なことはまだまだ分かりませんが、全体的に見て悲観的に見る人が多いようです。その要因としては、開花時期の悪天候、蜂の不足などが挙げられます。特に2月から3月にかけてカリフォルニアに多量の雨が降ったことが大きく影響しています。開花時期の前半にあたる2月中旬頃に雨が降り、早咲きの品種にあたるノンパレル種にとっては決して理想的とは言えない状況でした。また3月初旬にも雨が降り、この時期に結実期を迎えるノンパレル種、カーメル種などが影響を受けたと見られます。一般的に結実時期の降雨は実と木に菌類の発生を助長し、木の活力を奪うと言われています。2005年クロップ収穫量の予測ですが、パッカーには9億ポンド台と見る向きがありますが、農家はそれを更に下回る数字を予測している人が多いようです。いずれにしろ10億ポンドを下回るという声が多く聞かれるようです。しかしながら予想を大きく外す結果に終わったことも少なくないため、実際にどうなるかはその時が来るまでは分かりません。
スペイン産アーモンドの状況はというと、例年はカリフォルニア産より早く開花するところが、今年は1月/2月が寒く、開花が3月に遅れたようです。スペインはここ数年霜被害などによる不作に見舞われており、今年は何とか平常に戻し、カリフォルニア産に集中している欧州の需要を取り戻したいところですが、この天候がどのように影響してくるかに注目が集まります。
価格のほうは相変わらず高値を維持しています。2004年クロップの丸粒アーモンドで3ドル台後半、加工物になると4ドル台を優に超えており、新物に関しても価格的にはあまり大きな差がない状況です。
出荷量は依然好調で、アーモンド協会発表のレポートによると、2月末までの出荷量は昨年の同期間に比べて1.3%増となっています。これらのことを考えると価格が大きく下がることは当面難しいであろうと思われます。