先日カリフォルニアからピスタチオ・パッカーであるキーナンファームス社の社長ボブ・キーナン氏が来日されました。本日はキーナン社長のお話と併せてカリフォルニア・ピスタチオに関する最新情報をお届け致します。
昨年のカリフォルニア・ピスタチオの収穫量は史上最高の約3億5,000万ポンドを記録しました。今年2005年クロップは約2億ポンドと予想されています。ピスタチオもアーモンドと同じく、表作と裏作を交互に繰り返す傾向があり、今年は裏作にあたります。しかし前回の裏作2003年の収穫量1億1,800万ポンドと比べるとかなり多く、裏作にしては良い年になりそうだということです。
品質に関しては、現時点ではまだはっきりとしたことは分からないようですが、カーネルサイズに関しては昨年よりずっと大きいものになるということです。昨年はカーネルサイズが極端に小さく、カリフォルニア・ピスタチオ史上最小と言えるものでした。それと比べると今年はぐっと大きくなりそうだということです。
ピスタチオは4月に開花時期を迎えますが、今年カリフォルニアではその時期大変多く雨が降りました。そのことがクロップにどのような影響を及ぼすか、ということも今後注目すべき点のようです。収穫の開始は例年より少し遅い9月15日あたりになるようです。過去2年は通常より早い8月に収穫を開始しました。
一方、世界最大のピスタチオ生産国であるイランは今年霜の被害がひどく、不作になる見込みのようです。今年はイラン産ピスタチオにとっては"表"作にあたり、収穫量は当初5億3,000万ポンド〜6億1,800万ポンド程度と予想されていました。ところがこの霜被害の影響で、予想より最大40%=2億4,000万ポンドもダウンするという声もあります。これはカリフォルニア産ピスタチオ全体に値する数字です。一番被害の大きい地域は、イランでも最大のピスタチオ生産地であるRafsanjan地域のようです。この影響ですでにイラン産ピスタチオの値上がりが始まっているようです。
このイラン産の不作を受けて、ピスタチオの需要は更にカリフォルニア産に集中することが予想されます。カリフォルニア・ピスタチオの出荷量は、アメリカ国内では横這い状態にあるものの、国外への輸出は前年と比べて48%増と大きく伸びています。これらのことを考えると、当分値下がりは見込めないとうのが現状のようです。
キーナン社長は、「来年2006年クロップは豊作になるであろうし、キーナン社としては生産量を今年より75%増加させる計画にある。来年以降はカリフォルニア・ピスタチオにとって明るい見通しが期待できるはずだ。」とお話しされていました。 |