配信メール第228

05/12/01




〈海外トピックス〉
クランベリーと感謝祭の歴史

先週アメリカでは感謝祭(Thanksgiving)を迎えほとんどの会社が4連休に入っていました。アメリカでは11月最終木曜日をサンクスギビングデーとし、ほとんどの会社、商店、学校がこの日から4日間お休みになり、人々は家族と過ごす為に帰省します。

この感謝祭のディナーにかかせないのが七面鳥ですが、この料理には必ずといって良いほど"クランベリー"のソースが添えられます。この伝統の由来は、1620年メイフラワー号に乗ってピルグリムと呼ばれる英国の人々が新天地アメリカへやってきた時代へと遡ります。

自由を求めてアメリカ東海岸へやってきた彼らの半数が、厳しい寒さの為に最初の冬を越すことが出来ず死んでしまったと言われています。その後生き残った人々は、この地で生きていく為に様々なことをアメリカ原住民(インディアン)から学びました。そのお陰で、その年の秋には素晴らしい豊作に恵まれ、原住民を招いてそのことを感謝し祝ったことがサンクスギビングデーの始まりとされています。この初めの感謝祭のメニューにはすでに、メープルシロップで煮て作ったクランベリーソースがあったと言われています。当時から原住民の間でクランベリーは、食品としてだけではなく、頭痛薬や消毒薬として様々な用途に用いられており、その栄養価・効能がピルグリムの人々にも伝えられました。現在でもアメリカではクランベリーは万能薬とされており、クランベリージュースの消費量はオレンジ・アップルに次ぐ第3位で、病院や家庭で日常的に飲用されています。

クランベリーはビタミンCを特に豊富に含んでおり、様々な効能があると言われています。大腸菌などのバクテリアが粘膜に付着するのを妨げる効果があり、「尿路感染症の予防や治療に役立つ」ということが研究の結果明らかになっています。これと同じ作用が口内も機能することも分かっており、歯肉炎などの予防に効果があるとも言われています。クランベリーの効能については、別の機会に詳しくご紹介させて頂きます。
日本ではあまり馴染みのない食材ですが、砂糖と煮てジャムやソースにしたり、ドライフルーツとしてそのまま食べたりすることが出来ますので、日頃の食事に取り入れられてみてはいかがでしょうか。





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