配信メール第245

06/04/13


Terra Nova社からのアーモンド・レポート

先日アーモンド扱う商社Terra Nova社が2006年クロップアーモンド予想収穫量を9億7,000万ポンドと発表しました。

この会社は独自の調査・方法に基づいて毎年収穫量を予想しています。現時点で正確な収穫量を予想することは難しく、様々な憶測が飛び交っていますが、同社が昨年発表した数字は実際の結果に非常に近いものでした。毎年この時期に「早期予想」としてある数字が出回りますが、今年は11億ポンドという噂が飛び交っているようです。同社が発表した数字は、これを大きく下回るものであったことから、マーケットにも影響を与えているようです。

この予想量を発表するに当たり、カリフォルニア各地のアーモンド農家300件以上を実際に訪問したそうです。以下はその際のレポートを簡単にまとめたものです。

・ 今年のカリフォルニアの気候は異例で、開花後の3月は例年よりも極端に気温が低く、雨が多かった。(最高気温約8.3度〜10度程度)今後もしばらくこの天候は続くと思われる。

・ 霜の被害はほとんど見られない。一部ソノラ種やピアレス種の農園がかなりのダメージを受けたようだが、それ以外は大きな被害はないよう。

・ アーモンドの受粉は蜂によって行われる為、開花時期の蜂の飛行時間(ビーフライトアワー)は大変重要。一般的には今年は去年の2倍だったと言われているが、気温があまりにも低く、Terra Nova社では不十分であったと考える。農園全体を見て、バラつきが多いと感じられたのはその為と思われる。

・ 気温が低い為、通常この時期に心配される細菌類による被害の心配はほとんどない。

・ アーモンドの木が育つ為には温かい気候、土壌が必要。今年の気候では、木に栄養が行き届かず、同じ木の中でもナッツのサイズにバラつきが出たり、また小さな実が成長する前に木から落ちてしまうという現象が起こることが心配される。

・ 2005年クロップは小さいサイズのアーモンドが極端に不足したが、今年はその反対になることが予想される。また各地域、品種、木によってサイズ、収穫量にバラつきが多く見られる事も予想される。

・ 品種別の状況
  ・ノンパレル:去年よりは状況良いが、際立って良いという程でもない。
  ・カーメル:あまり良くない。
  ・モントレー:全体的には良いがバラつきが見られる。
  ・フリッツ/プライス/ソノラ:最も期待できそう。
  ・ビュート/パドレ:遅咲きの為まだ予想し難いが、今のところ良い。
             ビュートはパドレよりも多く実を落としまっている。
             





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