配信メール第250

06/05/25


北米産ブルーベリーの状況

ブルーベリーにはカルチベイト(栽培種)とワイルド(野生種)の2種があります。ここでいうカルチベイト・ブルーベリーはカナダ全土およびアメリカ・メイン州のものが含まれ、ワイルド・ブルーベリーにはカナダ/アメリカ全土のものが含まれます。世界のブルーベリーの生産量は約26万トンで、北米産が84%を占めています。その他ポーランド、ウクライナ、オランダなどが続きます。

* 2005年クロップ現状:
2005年度クロップのカルチベイト・ブルーベリーの取れ高は、好調だった前年(2004年)と比べ微減しています。収穫量が減少しているものの、カルチベイトに対するフレッシュ市場での需要が高まっており(パック詰め/冷凍品等)、需要量が供給量を上回るという状況が続いています。
一方ワイルド・ブルーベリーは、2004年度は特にアメリカ産がメイン州の雪害によって減産しましたが(約20,800トン)、2005年度は若干回復(約26,000トン)しています。しかし、カナダが春から夏にかけての天候不順が原因で若干減産となった為、北米産全体としての収穫量は2004年と比べてわずか2.2%増の74,000トンという結果でした。

* 価格状況:
上での述べた通り、カルチベイト・ブルーベリーのフレッシュ市場での需要が高まっており、その事がカルチベイトの価格を毎年押し上げている状況です。ちなみにカルチベイトは栽培に着手してから、最初に収穫できるまで早くても3年はかかる為、2003年以降栽培面積を増やしているものの、実際の収穫は来期以降になる見込みです。その為2005年度、作付面積は大幅に増加したものの、面積あたりの収穫量は統計上大幅に減少しています。
一方、ワイルド・ブルーベリーの価格は、先にとれるカルチベイトの動向を受けて決まる傾向にあり、収穫が始まる9月におおよその価格動向が、収穫が完了する10月下旬に価格が確定されます。2001年以前はカルチベイトよりワイルドの方が高値だったところを2002年にそれが逆転しましたが、それ以降ワイルド・ブルーベリーの価格も毎年上昇し続けています。

* 2006年クロップ予想:
未だ2006年クロップの予想を立てるには時期が早すぎますが、現在のところ冬季の降雪も例年並みで、若干気温が低く生育は遅れ気味であるものの、大幅な天候不順もなく順調に育っているようです。今後、開花、受粉など重要な時期に問題がなければ、昨年を上回る収穫量が見込めるということです。
カルチベイトに関しては、5月から収穫が始まりますが、現在のところ例年並み収穫量が予測されています。





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