配信メール第342

08/4/03




値上げラッシュの背景


新年度に入り、値上げラッシュが続いています。政府による小麦の売り渡し価格が30%値上げされ、これに伴って大手製粉各社が業務用小麦の相次ぐ値上げを実施、そのためパンやめん、菓子類、カレールーなどへの価格転嫁による再値上げの動きが広がっています。他にも、30年もの間価格が据え置かれていた牛乳でも生産者からの生乳買取価格が引き上げられ、店頭価格を引き上げざるを得ない状況です。他にも、ビール類、食用油、しょうゆ等、続々と身近な食料品への価格転嫁が始まっています。

小麦の値上げの原因のひとつに、世界的な小麦相場の高騰が挙げられます。本来小麦輸出国であるオーストラリアで深刻な干ばつが続き、輸入せざるを得ない状況になっていること、また、ここ数年でブームになっているバイオ燃料の影響が大きいと言われています。日本の最大の輸入先であるアメリカでは、小麦の生産をやめ、より儲けの多いバイオ燃料の原料となるトウモロコシの生産に切り替える農家が増え、小麦の作付面積が抑えられているのも要因のひとつです。更に、経済発展の著しい中国やロシア、インドなどにおいて食生活が欧米化し、小麦の消費量が増えていることも影響しています。つまり、需要が増えているのに供給が減ったために価格がつり上がったということになります。

上記の理由に加え、昨年4月より、国内の要因として外国産小麦の政府売り渡し価格が年間固定制から価格変動性へと変更されたことにより、原料小麦の約9割を占める外国産小麦の価格が上昇したということも挙げられます。新制度になってから今回で3回目の値上げになりますが、今後も更に値上がりするだろうと言われています。

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