配信メール第291

07/3/29




トランス脂肪酸の規制に揺れる米国ファストフード業界


現在アメリカでは、トランス脂肪酸の使用を禁止しようという動きが高まっており、ファストフード業界からは強い抵抗の声が出ています。

トランス脂肪酸とは人工的に造られた脂肪酸で、マーガリンやショートニング、食用油などに広く使用されています。フライドポテトのサクサクとした食感、歯ごたえなどはこのトランス脂肪酸によるもので、飲食産業、特にファストフードのメニューには欠かせないものとなっています。

しかしこの脂肪酸は健康への害が多く、細胞膜や細胞のはたらきを狂わせ、栄養成分を食い荒らし、癌や心臓病のリスクを高めるといった数多くの研究結果が発表されています。アメリカではその含有量の表示を義務付けられることになりましたが、最大の都市ニューヨークでは外食依存率が高く、市民の最大の死因が心臓病ということもあり、2ヶ月前にトランス脂肪酸の使用を禁止する条例を制定しました。その後シカゴ、ロサンゼルス、フィラデルフィアといった大都市が追随し、同様の条例を制定しています。

これは全米の飲食業界にとって大きな痛手であり、2月16日、全米レストラン協会がこれに反対する声明文を発表しました。フライドポテトなどの食感・味を維持する為に必要なトランス脂肪酸に代わる代替品はいまだ見つかっておらず、味が変われば消費者が離れるという危機感があるようです。

日本ではこのトランス脂肪酸についてあまり知られていませんが、欧米化した現代日本の食生活においても十分に気をつける必要があります。

また新しい情報が入り次第、皆様にお届けいたします。





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