現在アメリカのペットフード業界では、100以上のブランドに使用された小麦がメラミンという物質に汚染されていた為、16匹以上の犬や猫の死亡が報告され、膨大な量の製品回収が行われるという異常事態が起こっています。 問題の小麦は中国からカナダにある製造会社に輸入され、日本でも有名なメーカーを含む100以上のブランドに使用されていたということですが、幸い日本にはこれらの汚染されたペットフードは輸入されていません。
しかし最近になって、このメラミンによる汚染が恣意的に行われたのではないかという懸念が持ち上がっています。FDA(米国食品医薬品局)の調査員が中国へ赴き、現地での調査を行う予定ですので真偽の程はまだ定かではありませんが、メラミンを混ぜると植物タンパク質の小麦グルテン量を実際より多く見せかけることができるため、故意にこの物質が混ぜられたのではないかと言われています。 更に、現在報告されているものはペットフードのみですが、人間の食べるものへの影響が絶対に無いとも言い切れません。 アメリカでは現在食料品の輸入量が増加傾向にあります。 2001年、植物や動物を加工した原材料品の輸入額は約44億ドルでしたが2006年には76億ドルにも上っており、実に73%の増加となります。その他の食品・飲料品では、383億ドルから630億ドルへ、65%の増加を示しています。特に取引が盛んになっているのがメキシコ・中国・インドですが、これらの国の貨物はFDAの検査に引っかかる事が多いようです。 このFDAによる検査ですが、2006年、実際に行われたのは輸入食料品・原材料全体の約1%のみでした。その内主要なものは魚介類など、過去に問題があったものに限られており、油やスパイス、小麦粉などの優先順位はかなり低く、その安全性は実際には輸入者の手に委ねられているというのが現状のようですが、前述のような事件が起こった今、輸入食材の安全を見直す必要があるのではないかという意見が多く出てきているようです。 また新しい情報が入り次第、皆様にお届けいたします。 |