近年、アーモンドと同じようにクルミも健康食品として注目され、その消費量はヨーロッパをはじめとして全世界で伸び続けています。この5年間でヨーロッパへのクルミの出荷量は89%も増え、2006年にはレストランのサラダメニューに最も多く登場しているナッツとされ、2005年と比較すると550のレストランで33%も増えたという調査結果もあります。 クルミ生産者にとってはいいニュースが続いています。
しかし、それに反して、今秋に収穫される2007年クロップの状態はあまり思わしくないようです。 最もポピュラーなChandler種は昨年比20%ダウン、Hartley種は10%ダウン、Tulare種に至っては僅か20%しか収穫できず、Vina種も70%ダウンと、かなりの減作になる予想が出ています。 その原因はあまりはっきりしていないのですが、今年は虫害なども起こっておらず、天候によるものだと言われています。 ナッツ類の生育には、「チリング・アワー」という冬眠期間が必要です。寒く長い冬は、多くの結実につながります。カリフォルニア大学によると、クルミに必要なチリング・アワーは500から700時間ということですが、今年の冬、カリフォルニアはとても寒く、ここ何年かで最も良い状態だと言われていました。 しかし、蓋を開けてみると、今年のカリフォルニア・クルミはまるでチリング・アワーが短すぎたかのような生育状態になっています。その原因としては、1月にほとんど雨が降らなかった為に霧が出ず、夜間に下がった気温が日中には上がってしまい、実際にはチリング・アワーが足りない状態になっていたのではないかと言われています。 更に、昨年夏の気温が非常に高かったこと、それにより花粉が過多の状態になってしまったことが原因として挙げられます。花粉は少なすぎても多すぎても、受粉の妨げになるのです。 全体の収穫量としては、昨年と同じ位の量を予想している生産業者もありますが、今後の情報が待たれるところです。 また新しい情報が入り次第、皆様にお届けいたします。 |