配信メール第316

07/9/20




Colony Collapse Disorder 最新情報


以前よりお伝えしておりますColony Collapse Disorder (CCD)ですが、その原因について新たな説が浮上しています。
Colony Collapse Disorderとはミツバチが突然消える原因不明の異常現象で、数年前からアメリカ中で発生しており、この一年ほどで特に著しく、アメリカ国内の約4分の1のミツバチがこれによって死滅したと言われています。大学などで研究が続けられてきましたが、今までこれといった原因は見つかっていませんでした。

最新の研究で注目されているのが、Israeli Acute Paralysis Virus(IAPV)というあまり知られていないウィルスです。ミツバチがこれに感染すると羽が震えたり、ときには麻痺をおこすこともあります。最終的には巣の外で死骸となって見つかります。過去3年間に渡り、CCDが起こっている30の巣とそうでない健康な21の巣から集めたミツバチを調べたところ、実に96.1%という高い確率の相関関係が確認されたということで、CCDの原因として有力視されています。

しかし、IAPVがアメリカに渡ったルートや、研究に使ったオーストラリアのミツバチがIAPVを保有しているにもかかわらず症状が出ていないことなど、まだまだ謎が多いのが現状です。
アメリカ政府は2004年にオーストラリアからミツバチを輸入することを許可しましたが、その直後から、ミツバチが行方不明になる事件が報告されているそうです。しかし、その前からIAPVがアメリカに生息していた可能性もあるのです。

まだIAPVがCCDの原因と決まったわけではありませんが、何らかの生物、有機体が原因で、それもひとつではなく複数の条件が重なってこの事態を引き起こしていると言われています。しかし仮に原因がわかったとしても、すぐに解決方法が見つかるわけではありませんので、今はただミツバチを出来るだけ健康な状態に保つことが大切です。
そんな中、イスラエルで最近行われた研究では、ミツバチにそのウィルスの遺伝情報を組み入れることにより耐性が出来たとの研究結果が報告され、注目を集めています。
更なる研究結果が期待されるところです。

また新しい情報が入り次第、皆様にお届けいたします。





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